高橋歯科院のブログ

2018年8月10日 金曜日

夏季休診のお知らせ

今年は本当に暑い日が続きますね。

先日は台風の影響か、平年並みの気温になりましたが、
そうすると涼しく感じました。
人間、慣れって凄いな!と思いましたが
油断すると熱中症などで大変なことになりますので
気をつけていただきたいと思います。

11日(土)より16日(木)まで夏季休診とさせていただきます。
皆様にはご迷惑をおかけいたしますが
ご理解のほどお願い申しあげます。

ゆっくりとリフレッシュさせていただきたいと思います。

投稿者 高橋歯科医院 | 記事URL

2018年1月 5日 金曜日

歯科にも機械化の流れ。その4

新年あけましておめでとうございます。
5日(金)より通常どおりに診療をいたしておりますので、本年も高橋歯科医院をよろしくお願いいたします。

4回になりますが、今回も歯科における機械化の話を続けていこうと思います。

先日、歯科疾患の将来予測の論文を読みました。だいぶ周知された8020運動ですが、その効果も出て年齢が増しても歯を失う数は確実に減少するようです。
ここ数年診療の現場でも実感してますが、歯が残っている患者さん、そして残っている歯の数が確実に増えています。
15年ぐらい前には上下の総入れ歯を作る患者さんがかなりいらっしゃいました。ここ数年は上下同時に総入れ歯を作ることは稀、年に一人二人ぐらいでしょうか?総入れ歯の患者さんがいらっしゃらないわけではないのですが、上下のどちらかに歯が残っていて片側が部分入れ歯という患者さんが増えました。
将来予測でも総入れ歯は確実に減る、部分入れ歯やブリッジの数には大きな変化はなしというものでした。

前回までは被せ物のクラウンやブリッジがCAD/CAMで機械化されてきていることを書いてきましたが、歯を失くした後に治療で用いるものには義歯(取り外し式の入れ歯)もあります。義歯の機械化はどうなっているのでしょうか?
先日、神奈川歯科大学講師の先生の講義で総義歯(総入れ歯)を作るには全部で51工程であることを聞きました。学生、大学院生時代は自分で全て作ってましたけど、過程を数えてなかったのですが、確かに手間数がかかるものでした。これが機械化されれば省力化できます。今はどの業界も人手不足と言われてますが、技工士さんも減少していまして、今後十分な人手が確保できるのか?と歯科でも話題になってます。

クラウン・ブリッジ(被せ物)はCAD/CAMでしたが義歯(入れ歯)ではちょっと難しそうで、3Dプリンターを利用した製作法が研究されています。総義歯(総入れ歯)についてはかなり進化して、実用化できるところまで来ているようです。
部分入れ歯は?と言いますとこっちは機械化がかなり難しそう。
部分入れ歯は金具で安定をはからないといけないのですが、これを機械化するのが難しそう。これは金属を使用するので3DプリンターよりCAD/CAMの方が適しているように思えます。その他の部分は3Dプリンターが有利でしょう。
部分入れ歯は残っている歯、そして歯が無くなった粘膜部分とまるで異なる形態をスキャンしなけれならないのでスキャナーの性能向上も重要となります。
最近は金属の金具を使わない義歯もありますが、見た目は綺麗ですがしっかりがっちり噛めるとなるとまだ少し・・・と感じています。これに使用する樹脂の性能が向上し3Dプリンターで使えるようになったら一気に実用化されるように思っていますが、どうでなるでしょうか?

今のところ義歯の機械化はごく一部に限られているというところです。作った義歯は研磨して仕上げますが、これは機械化が可能になってます。一気に数個の義歯を研磨できるからかなり効率が上がります。

今はなんとかなっていますが、技工士さん不足は今後かなり影響が出てくると思われます。自費の技工物を作ってくれる技工士さんは大丈夫だと思うのですが、保険となるとかなり心配です。機械化でなんとかなればいいのですが、そこまでの目処は今のところ立っていないでしょう。
経団連などの経営者の方々は医療費をはじめとした社会保障費の削減を目指していますが、技工料をもっと上げてもらわないと保険の技工物を作ってくれる人がいなくなりそうで非常に心配しています。






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2017年12月27日 水曜日

年末年始の診療について

年内は28日(木)午後6時までと
29日(金)の午後1時まで診療いたしますので
ご利用ください。

年末年始に急患でお困りの際は
藤沢口腔保健センター(http://www.fda8020.jp/action/holiday)をご利用ください。
藤沢市南消防署の前にあり、
午前9時30分より午後4時まで対応しております。

新年は5日(金)より通常どおりに診療いたします。

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2017年12月26日 火曜日

歯科にも機械化の流れ。その3

先日公務の後に、神奈川歯科大学講師の鈴木先生の講演を聞くことができました。
そのテーマが最新の補綴治療。まさに、CAD/CAMを利用した歯冠補綴についてです。大学で最前線の補綴研究・臨床を行っている先生の話は非常に参考になりました。
前回も書きましたが、近代の精密歯科治療(補綴)は精密鋳造により発展しましたが、いよいよCAD/CAMのよる削り出しに変わっていく流れは止まらないと思われます。全部の歯を被せるような大きなケースの場合はまだ残るかもしれませんが、小さいケースは置き換わっていく可能性が高いと感じました。
自費に関しては金属を利用する物がどんどん減っていくと思われます。

保険治療では使用出来る材料次第でしょうか?自費ではジルコニアという丈夫なセラミックを使用することが多く、この材質がCAD/CAM発展に大きく寄与したと言ってもいいでしょう。保険の場合、ジルコニアではなくハイブリッドレジンです。強度に関して、ジルコニアと比べると劣りますので大きく力がかかる場所だと割れる恐れがあります。

前回、下顎第一大臼歯にレジン製のクラウンが導入されたと書きましたが詳細がわかりました。
「全部の第二大臼歯があり、噛み合わせが安定し、過度な咬合圧負担がかからない」ケースにのみ認められました。
厚労省も強度面で不安があることを認めていると感じます。下顎第一大臼歯をCAD/CAM冠で治そうとした場合、金属冠と比べ削る量を多く設定することが求められます。日本人の場合、歯の長さが短い人が多く削る量が増えると土台が短くなり外れやすくなります。外れるのを気にして削る量を少なくすると冠が薄く強度が落ち、割れる可能性が高くなります。それらを考えると適応できるケースは限られるのではないかと思ってます。
ただし、材料の進化は近年目覚ましいですから安価で丈夫、安全な材料が開発されたらどんどん置き換わっていくのではないかと予想してます。

CAD/CAMによる冠はPCの処理能力向上により、加工精度も非常に良くなりベテラン技工士さんが作った物と遜色ない物が出来てきます。
高精度の物が提供できるようになれば、手作業から機械化に置き換わっていくのは進化の通常のパターンと思います。歯科技工物も機械化に移行していくと感じています。
機械化されて安定して技工物が提供できればメリットばかりのようにも思われますが、機械は人間ほど頭が良くないというか、融通が利かないとところがありますので歯を削る歯科医のテクニックによる差が出やすくなると思われます。ベテラン技工士さんだと適度に修正してくれましたが、CAD/CAMだとまだそのあたりは対応できないので差が出やすくなるでしょう。

講師の鈴木先生によると「各メーカーが指定している削る量などを確認しそれをしっかり実行するのがコツ」ということでした。
コンピューターが進化し機械化されると基本が大切になってくるということですね。


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2017年11月27日 月曜日

歯科にも機械化の流れ。その2

 前回は歯科保険診療におけるCAD/CAMシステムを利用した技工物の機械化導入の話を書きましたが、12/1より新たに下顎の第一大臼歯に対しても厳しい条件がありますがCAD/CAM冠が保険適用になります。
 今のところ、日本歯科医師会より第一報が流されてきただけでよく分からないところも多いのですが、2年に一度の診療報酬改定時期とは関係なく新規技術として保険で利用できるようです。
 前回も書きましたが、手作りしかなかった技工の世界にも機械化の流れは止められないということでしょう。最大のメリットは貴金属を使わないことでしょうか。銀歯の主成分は、金、銀、銅、パラジウムなどです。
 パラジウムって何?と思われる方も多いと思います。白金族の貴金属でその主な用途はガソリンエンジンの排気ガス浄化のための触媒です。昨今のディーゼルエンジン不正問題でガソリンエンジンの需要が増え、触媒として利用されるパラジウムの値段も上昇しています。鉱山から掘り出すので供給能力に限りがあり、主な輸出元はロシアと南アフリカ共和国で供給体制も不安定です。
 供給量が限られた貴金属となると投機商品にもなりますので、需給と関係なく価格が変動します。金、銀、銅など価格変動が激しい国際投機商品を統制価格の保険診療で使用するのは無理があると思いますが、今まではそれらの金属に代わる材料がなかったので仕方がなかったのですが、今後は脱貴金属に向かっていくと思われます。そのためにはCAD/CAMシステムによる削り出しが必要でしょう。新しい材料が出てきたのでCAD/CAMが利用されるようになったのか?
CAD/CAMの精度が上がり新しい材質に対応できるようになったのか?はわかりませんがこの動きは止まらないと感じています。
 
 10月からいろいろな物の値段が上がると言う報道がありましたが、歯科治療の銀歯も値上げ一覧の中に入ってました。それは金属価格の上昇による影響です。
 さて、来年4月からの医療保険診療報酬、介護保険改定に向け、財務省、厚労省、財界などから意見の応酬が起きていますが、その中で我々医療従事者として気になるのは「医療費が上がっているので、医療機関の経営環境も良好だ」とする財務省、財界の意見。歯科の金属も右肩上がりに上昇、でもこれは材料費だから医療機関には残らない。金属価格の上昇により医療費が上がっても利益にはならないのです。
 最近話題の高額医薬品も同様です。薬剤が高ければ医療費も上がり窓口でお支払いいただく一部負担金もあがりますが、医療機関の利益になりません。利益が出るのは製薬会社なのです。
 財務省などは「医療費増大で社会保障が崩壊する、だから医療費を下げる必要がある。薬価だけでなく技術料も同様。」の一点張り。
 政府は賃上げと言ってますが、医療機関の利益は技術料から発生しますのでそこを下げられたらスタッフの人件費をどうやって上げるのか。日々頑張ってくれているスタッフに報いることができない。安倍首相は3%賃上げと言ってますが、それができるように政策を作って欲しいのもです。
 こんな簡単な理屈、最も優秀と言われる財務官僚や有能な大企業の経営者が理解できないわけがない。
 医療機関は経済3団体のように最強のロビー機関がないから槍玉に挙げられやすいのかな。医師会や歯科医師会があるではないか!と言われそうですが大手新聞に意見広告を出すのも大変で、経済3団体の足元にも及ばないです。

 ついつい熱くなって脱線してしまいましたので今回はこの辺りで。
 
 
 
 

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